【お役立ち】Portfolio Visualizerの使い方(ポートフォリオ検証)
こんにちは
らもす(@Plumpy_ramos)です。
皆さんは今のポートフォリオをどのようにして組み上げましたか?
なんとなくで作っていませんか?
私はなんとなくで作った人で、このコロナショックでどのようにポートフォリオを組めば下落に強くなるのかなと色々模索してました。
そんな中自分のポートフォリオのリターン検証できるサイトを見つけたので紹介します。
英語のサイトなので、次使う時に忘れないように忘備録的な意味も含めて記事にします。
(メモメインで記載するので、読みづらさあるかもです)
目次
- ・「Portfolio Visualizer」
- ・Portfolio Visualizerトップ画面
- ・Backtest Portfolio画面の詳細設定
- ・Backtest Portfolio画面のポートフォリオ設定
- ・検証結果画面の見方
- ・まとめ
・「Portfolio Visualizer」
ご存じの方もいらっしゃると思いますが、
こちらのサイトPortfolio Visualizer を使用しました。
こちらのサイトは米国株に限らず、全世界の株式に投資する方々には必須に近いサイトです。
驚いたのが、基本無料で使用できることです。
会員登録もなく使用できました。
(検証結果をPDFで保存したいとかなら会員登録をする必要あり)
私は使い切れていないですが、ポートフォリオ検証以外にも色々検証できる機能があるみたいで、これらも無料で使用できるみたいです。
・Portfolio Visualizerトップ画面
Portfolio Visualizerのトップ画面では、大きく6項目の機能が使用できます。
(画像では下3つが見切れています)
・Backtest Portfolio
・Factor Analysis
・Asset Analytics
・Monte Carlo Simulation
・Portfolio Optimization
・Timing Models
今回使用したのは、「Backtest Portfolio」内の「Backtest Portfolio」(画像の赤線)です。
おそらくこれから使う頻度が高くなるのが、この「Backtest Portfolio」です。
読んで字のごとく、過去のデータから試験することを意味します。
テスト対象はポートフォリオです。
・Backtest Portfolio画面の詳細設定
「Backtest Portfolio」内の「Backtest Portfolio」(画像の赤線)をクリックすると、下記の画面が出てきます。
入力項目の意味を以下に記載します。
・Time Period:検証するポートフォリオのパフォーマンスを年次ベースでみるか、
月次ベースでみるかを設定する項目。デフォルトはYtY
Year to Year:年次
Month to Month:月次
・Start Year:検証期間の開始年を設定する項目。1985年から検証できる。
ポートフォリオの銘柄よりも過去からスタートしようとすると注釈出てきて、
検証開始期間がその銘柄の開始年からになるので注意。
デフォルトは1985
(例:SPYDのデータが2015年11月~なので、検証開始年は2015年になる)
・End Year:検証期間の終了年を設定する項目。デフォルトは2020
記事執筆時点で2020年(4月まで)まで設定可能。
・Include YTD:YTDの実績には当月分を含むかの設定(ヘルプの文章翻訳)
無料会員だと使用できないみたいな注釈でてきた。
デフォルトはNo
(2020年からの項目みたいで、他者の紹介ブログでもここの記載無し)
・Initial Amount:初期投資金額の設定。デフォルトでは1万ドル(100万円程度)
Start Yearに1万ドル投資していたらEnd Yearにどうなったか。
・Cashflows:期間中に追加の資金投入を行うかまたは定期的な切り崩しを行うか
設定する項目。デフォルトはNo。
Contribute fixed amount:資金投入する場合の設定。
選択すると直下に金額記入欄が出てくる。
Withdraw fixed amount:一定額切り崩す場合の設定。
選択すると直下に金額記入欄が出てくる。
Withdraw fixed percentage:一定割合で切り崩す場合の設定。
選択すると直下に割合記入欄がでてくる。
・Rebalancing:リバランスを定期的に行うかの設定。デフォルトは年一回。
設定で四半期、毎月などの設定ができる。
・Display Income:配当(インカム)を表示するかの設定。デフォルトはNo。
Yesにすると検証時に配当の推移のグラフが表示され、直下で配当再投資するかを
決める項目が出る。
Reinvest Dividends:配当再投資するかの設定。デフォルトはYes。
再投資しない場合はNo
・Benchmark:ベンチマークを設定する項目。デフォルトはNo。
銘柄、ベンチマークのインポート、ベンチマークポートフォリオ(S&P500)から
選択できる。項目内にS&P 500に連動するVanguard 500 Index Investorがある。
・Portfolio Names:検証するポートフォリオに名前をつける設定。
デフォルトはDefault。デフォルト名は「Portfolio #1」など
・Backtest Portfolio画面のポートフォリオ設定
詳細設定の下にスクロールすると、下記のポートフォリオ設定画面が出てきます。
デフォルトは10銘柄まで、(Add More)ボタンを押すと追加されます。
記入方法としては、
①ティッカーを入力してパーセンテージを入力。
②繰り返し入力しTotalが100になればOK
③青いボタンをクリックし検証スタート
少しだけ割合変えたポートフォリオ作成したい場合には、Portfolio#2欄に記入するとできます。歯車マークからポートフォリオ#1をコピーしたり、銘柄同じで比率を同一にするとか様々な変更ができます。
詳細な使用方法を残すため、GoogleとAppleで比較した結果を検証します。
・検証結果画面の見方
GoogleとAppleをそれぞれ50%ずつ入れたポートフォリオとGoogle70%+Apple30%のポートフォリオで比較してみます。
ポートフォリオを設定して検証開始すると、
以下の画面「サマリーページ」に変わります。
Portfolio#1がGOOG:AAPL=50:50のもので、Portfolio#2がGOOG:AAPL=70:30です。
Googleが2005からのデータしかないため、検証期間は2005年からになります。
「Portfolio Returns」にポートフォリオの成績が表示されます。
最終的な金額、CACR(年平均成長率)、Stdev(標準偏差だからボラリティかな?)、
パフォーマンスの良い年と悪い年、シャープレシオなどが表示されます。
この表にあるようにあるポイントの数値だけでなく、連続的にどう変化していったか波形で出力してくれるのが、個人的にこのサイトの素晴らしいところだと思います。
下記のグラフは自動出力されたものになります。
「Portfolio Growth」で資産額がどう増加したかを表示したグラフです。
ベンチマークとして設定したS&P500(黄色)と自分のポートフォリオとの比較です。
Logarithmic scale:log表示。チェック外すと通常表示
Inflation adjusted:チェック入れるとインフレ補正無しになります
logで見ることで同じ成長率で評価できます。
(通常軸の場合、同じ成長率でも後半の方が金額大きくなるので波形の傾きが急になるので評価しにくくなります。そのため傾きを合わせ評価しやすいようにlog表記)
インフレを反映させることで、実質リターンで評価することができます。
「Annual Returns」で各年のポートフォリオ毎のリターンになります。
2008年のワースト値が「Portfolio Returns」ワースト値になります。
詳細設定で配当表示ありにするともう一つ配当のグラフが表示されます。
ここでは割愛。
・まとめ
今の自分のポートフォリオは完成形なのか?
次は何の銘柄を加えたらいいか?というのは永遠の命題かなと思っております。
これはポートフォリオの試行錯誤を助けてくれるツールだと実感しました。
まだ使いこなせてないですが、色々使用していきリバランスの際に参考にしていきたいと思います。
適当に投資しているだけだと納得いかなかったり、他人のポートフォリオがよく見えてきてなびくことがあります。そこでこういったツールで検証できると、自分が納得できるポートフォリオになり、自分の投資基準というものがしっかりするのではないかと思います。
銘柄を追加するしない、比率を変えるとどうなるかなど、自分のポートフォリオを少しいじってみたいって時に大活躍すると思うので自分へのメモも兼ねて記事にしました。
他の機能についても使い方がわかったら、追記したり別記事にしてみようと思います。
普段の自分とは少し違った記事になりましたが、
後々参考になると思うので。。。
今日も読んでくださりありがとうございます
それでは